風呂上がり 痒みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
子供の頃からアトピー性皮膚炎で、去年の秋ごろから酷くなってきている。
もともと肺も弱く、喘息もあるそうです。
病院ではアレグラ、アルメタ軟膏、プロパデルム軟膏、プロペトが出されているそうですが、効かないという事で漢方薬で治したいと来店されました。
特に風呂上がり、寝起きの時が痒みが酷くなるそうです。
体は乾燥して熱感もあるようです。
5~6年前から花粉症も発症しているようです。
尿の量は少なく、便秘気味で1~2回/日のようです。
食事の内容を伺いますと脂っこい物、加工食品、刺激物が多い様です。
皮膚の症状は足の甲、膝裏、腰、肘の内側、背中、顔に紅斑、赤み、炎症が目立ちます。
30代男性
中国医学的には『熱毒紅斑(ねつどくこうはん)』の状態ととらえました。その為、体の中に熱毒素が溜まりやすく、熱くなると痒みが酷くなります。
U様には体の熱毒素をとり、体に溜まった老廃物、湿熱、血熱、熱毒を体の外へ排泄していくような漢方をお渡ししました。さらに、食事を徹底してもらうようにしました。また、アトピーや皮膚の敏感な方の為に外用のスキンケアをとりいれる事で効き目を更に良くしていきます。
すると2週間ほどで全体の赤みがとれてきているという報告を受けました。痒くて眠りが浅かった状態から、熱気もよくなり朝も起きやすくなったそうです。食事もかなり気を付けるようになり相乗効果のようです。また、スキンケアもシッカリされて体質が変わってきているのを体感されております。
今は膝下が熱くなると痒みが出る、手のジュクつきがまだ残っています。湿熱が体に溜まっている状態ですので、ジュクつきをとっていく漢方に変更して引き続き飲んで頂いております。
季節の変わり目、梅雨時期、夏の暑い時期はどうしても症状が悪化しやすくなります。脂っこい物、甘い物、刺激物、冷たい物、水分の摂り過ぎには充分注意して下さい。
少しずつ体調がよくなってきてうれしく思います。目的を持って行動に移すことで、必ず道は開けてきます。
諦めずに是非、ご相談下さいね。やらずに後悔するよりも、まずやってみましょう。
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